弊社のホームページを閲覧いただきありがとうございます.
<研究用試薬培地開発販売事業について>
研究用試薬及び培地の販売については、ギンレイラボ子会社の株式会社ギンレイバイオで行います。現在、業務開始に向けて準備中です。2025年4月から試薬及び培地を販売開始予定です。
<研究用細胞培養容器開発販売事業について>
弊社は、世界で唯一の水平方向に多連結できるニッチな共培養容器を開発・販売しています。これまで弊社で発売している共培養容器は、エクソソーム研究を応用例としてご紹介していますが、他にもいろいろな分野で使用されています。弊社製品は、自分自身の研究分野であるがん研究や再生医療をターゲットにしていますが、いろいろな分野でいろいろな使い方がされているようです。弊社は、自分の研究のために必要なものでニッチなもの、これまで無いものを自分のために作りつつ、同じ研究業界の皆様にご提供することを目的としています。弊社の特徴は、自らがすべての製品のユーザであることです。
接続式細胞共培養容器NICO-1は,平成28年4月1日より販売を行っています。NICO-1に関する各種情報やキャンペーン情報は、ニコイチ情報サイト https://nico-1.info を中心に公開していますので、こちらのウエブサイトをご参照ください。
全国の地域担当販売様で、NICO-1をお取り扱いいただける場合は、弊社特定販売店様(エア・ブラウン株式会社ライフサイエンス部、株式会社ブラスト、富士フィルム和光純薬株式会社)に御用命ください。富士フイルム和光純薬株式会社からはNICO-1ではなく、「UniWells」のブランドにて販売しています。
購入を希望されるユーザー様は、全国のほとんどの理化学機器販売店様でお取り扱いが可能です。ご購入希望の方は、弊社特定販売店の名前と製品名を伝えてご用命の販売代理店様にお伝えください。購入可能企業様が不明な場合は、弊社問い合わせフォームからお問い合わせください。またNICO-1の技術的な質問,研究上の質問などについては,弊社で対応しています.こちらもお問い合せフォームを利用してお問い合せください.
現在海外に向けて販売も行っています。海外版は、ICCP(Interactive Co-Culture Plate)という名前です。ニコイチ情報サイトの英語版 https://i-coculture.com もあります。組み立て方の動画も公開しています。よければ御参照ください。
NICO-1に関する学術的な面では、NICO-1を含めた共培養容器に関する総説論文を2018年にPublishしました(Biol. Pharm. Bull. 41, 1311–1321 (2018))
また、研究者の皆様にご参考になるように、NICO-1の特徴と性能を明らかにする論文として下記の論文を投稿し、昨年末掲載されました。
「Novel Platform for Regulation of Extracellular Vesicles and Metabolites Secretion from Cells Using a Multi-Linkable Horizontal Co-Culture Plate」 (Micromachines 2021, 12(11), 1431)Supplementary data ( ZIP-Document) (ZIP, 1193 KiB) 皆様の研究に参考論文としてお役に立てるかと思いますので、是非ご一読いただければと思います。特にお役に立てるデータは、Supplementary dataに含まれていますので、そちらも是非ご参照ください。
つい最近ですが、従来の縦型(セルカルチャーインサート)と水平型(弊社製品)との比較において、縦型が決定的に共培養できていない証拠となる画像データが得られました。縦型の共培養容器は、もはや共培養容器ではありません。今後論文投稿を予定していますので現時点では詳細は発表しませんが、理屈で考えたら当たり前の結果でした。「細胞数が多いと、細胞が孔を塞いで共培養されていません」が結論です。今後、論文化の予定です。
<2024年情報>
2024年11月18日
住友理工株式会社様より、新製品の情報がプレスリリースになりました。
https://www.sumitomoriko.co.jp/news/2024/hqcopu0000001li0-att/n51910759.pdf
2024年10月17日現在
新製品ラッシュです、あと少しで発売予定です。契約最終締結やチラシ作成、パンフレット作成作業などを行っております。BioJapan2024でも発売予定の製品について発表しました。遅れ遅れで来ておりますが、11月に発売開始できそうです。細菌共培養のためのFilter 0.2μm孔サイズは既に発売開始しております。
最近、細菌の共培養による論文でNICO-1シリーズをご使用いただく例が増えています。現在のNICO-1でも細菌共培養が可能ですが、より便利に使用しやすい細菌共培養ユニットを発売予定ですので、乞うご期待!
11月発売開始見込み
スフェロイド作成用ユニット CuPS、スフェロイド病理標本作成キット、MPSシステム エントリーモデル、細菌共培養用ユニット、96ウェルサイズ 3列アダプター、細胞培養用フィルター Filter 0.4μm孔サイズ「Filter_Culturable」
<2023年情報>
連結型の C partsにより、3連結培養や4連結培養ができる共培養容器に進化しております。フィルター分離型では世界初になります。2021年12月に発売開始しております。詳細は、NICO-1.infoのウエブサイトをご参照ください。
今年の目玉は、スフェロイド共培養とMPS(生体模倣システム)の新製品です!
3D(スフェロイド)共培養可能な培養皿として今年度の新製品として登場予定です。スフェロイド共培養を可能にする製品で、新たな研究の展開が期待できます。スフェロイド状態で簡単に細胞共培養できるなんて、興味ありませんか? この製品の良い点は、スフェロイド免染アレイが可能なとこです。共培養したスフェロイドをまとめて免疫染色できることです。現在、プロトコル作成中です。
MPS向け製品は、共同開発企業の住友理工株式会社様から2023年3月27日にMPSに関するリリースが発表されました。
MPSについての再生医療学会での発表が日経バイオテクONLINEに記事掲載されました。
MPSについて、住友理工株式会社様との共同開発に関する記事が日経新聞電子版に掲載されました(2023年7月24日)。
弊社が、日経バイオテク編集「バイオ・ヘルスケア スタートアップ総覧 2023-2024」(2023年10月2日発行)の304社に選ばれて掲載されています。
石川県産業創出支援機構(ISICO) のスタートアップ創出支援事業において、アクセラレーション支援枠に採択されました!(2023年12月1日)。
NICO-llaboration企業募集中! :これまでも弊社技術の導出先として、いくつかの企業様と共同開発をさせていただいております。引き続き弊社の隠れた予定製品開発のための企業様は募集しております。
スクリーニング製品 CS-secretion ELISAについて: 弊社と伸晃化学株式会社で日本とシンガポールにて特許取得済みの技術です。先日米国特許が成立し、EUや中国は審査中です。本製品は、96Well Sizeのプレート形状にした共培養容器ですが、片方で細胞培養を行い、もう一方で細胞が分泌してフィルターを通り抜けた物質(例えば蛋白やエクソソームなど)をキャッチして定量するものです。抽出過程がないことと、ELISAの仕組みを利用するために、高感度で細胞が分泌する物質を定量しながら、細胞の状態を観察することができるスクリーニング製品です。基本ELISAの仕組みですので、広く応用が可能です。こちらの製品は、米国で特許が成立したことから、今後本格的に開発を進めていきます。そのため現在コラボレーション企業様を募集しています。
細菌共培養のための培養容器としての進化! にむけて、現在製品開発を進めています。好気性細菌と嫌気性細菌の両者に対応できるようにオプションの開発を進めています。まずは試験販売として、0.2μmサイズのフィルターを試験販売しています。製品番号は、2525-02で代理店宛にオーダーください。
株式会社 ギンレイラボ
2024年10月17日更新
Information
新製品情報をプレスリリース
2024年11月18日
2024年11月18日 住友理工株式会社様より、共同で開発してきた新製品の情報がプレスリリースになりました。 https://www.sumitomoriko.co.jp/news/2024/hqcopu0000001l …
MPS World Summit 2024に開発中製品を出展します!
2024年6月5日
6月 10 日(月)~14日(金)にSeatle Convention Center(アメリカ・シアトル)で開催される「MPS World Summit 2024」に、住友理工株式会社と共同開発した「MPS(生体模倣シス …
2024年度新製品予定!
2024年4月29日
2024年度は、新製品ラッシュです! 6月頃発売予定 スフェロイド作成用ユニット CuPS 6月頃発売予定 MPSシステム用新規ユニット (名称未定) 7月頃発売予定 Filter 0.2μm孔サイズ(細菌共 …
スタートアップ創出支援事業(ISICO)アクセラレーション支援枠に採択されました!
2023年12月1日
石川県産業創出支援機構(ISICO) のスタートアップ創出支援事業において、アクセラレーション支援枠に採択されました! 現在開発している生体模倣システム(MPS) について、新たな展開に向けた新規開発事業について、アク …
バイオ・ヘルスケア スタートアップ総覧 2023-2024に掲載されました。
2023年10月30日
弊社が、日経バイオテク編集「バイオ・ヘルスケア スタートアップ総覧 2023-2024」(2023年10月2日)の304社に選ばれて掲載されました! 日経BP社には、スタートアップ総覧やバイオベンチャー大全などの名称での …
ラボ日誌
R6能登半島地震による被害状況について
2024年1月24日 日々の日誌
令和6年能登半島地震により被害に遭われた皆さまへ、心からのお見舞いを申し上げます。そして、ご家族や大切な方々を亡くされた皆さまへ、謹んでお悔やみを申し上げます。 発災直後から、多くの皆様から安否確認をいただき、誠にありが …
細菌共培養に向けた製品開発
2023年4月17日 未分類
以前より、細菌の共培養で使用できないでしょうか?とのお問い合わせがあります。好気性菌の場合は、そのまま培養することが可能ですが、対応するフィルターがありませんでした。そこで、細菌は移動しないけれど、細菌が分泌するエクソソ …
買ってしまいました。
2023年2月8日 未分類
忙しさにかまけて、ギンレイラボのウエブサイト更新を怠っておりました。製品ウエブサイトは、たまに更新していましたが、気がついたら会社ウエブサイトは更新を怠っておりまして、、、、 ラボ日誌をもう少し真面目に投稿しようと思い立 …
PCRセンター開設に関してコンサルしました
2022年2月4日 日々の日誌
PCRセンター開設には、法律的要件(衛生検査所登録)、構造的要件(前室・検体処理室・検査室・換気)、安全性の要件(安全キャビネット・換気)、P2施設要件(オートクレーブ、安全キャビネット、拡散防止措置)、検査的要件(機器 …
NICO-C 新規発売と、新製品候補のサンプル調査について
2021年10月18日 未分類
長らく発売するすると言って、新型コロナの影響により発売が延期されていましたが、多連結を可能とするNICO-Cを令和3年11月から発売開始します。既に製品は入荷していますが、現在、販売代理店への宣伝資料等作成作業が残ってお …