接続式細胞培養容器 NICO-1
概要
- 双方の細胞を同時に観察できます！
- 細胞培養容器同士の間に市販の13mm径のフィルターが入れられます！
- フィルターが入れられるので、細胞が混じらないようにしたり、フィルターの特徴を活かした実験も！
- 底面の素材は、同じ材質なので、細胞の挙動に与える影響は同一条件で比較できます！
- トランスウエル型の縦型から横型へ進化した培養容器です！
New Intercellular Communication Observation plate Ver 1.0 の頭文字をとってNICO-1 略称ニコイチです。
新しい細胞培養容器NICO-1は、細胞間相互作用研究の新しい培養容器です。いままでは、細胞間相互作用の観察において、培養溶液を共有するものは、一般的にトランスウエルタイプと呼ばれる上下の培養容器にフィルターメンブレンを介して培養溶液（上清）を共有していました。この場合は、相互の細胞を同時に顕微鏡などで観察できないという点と、細胞の底面の素材が異なるため、細胞の挙動も変わってしまう可能性がありました。それらの欠点を解消するために、横に接続する方式の細胞培養容器を新たに作りました。これにより、これまで困難だった細胞相互の間接的（非接触）な相互作用について観察することができるようになりました。サイズは、一般的なプレパラートサイズになっていますので、これまでの各種研究機器が利用可能です。詳細は、是非この他のページを御参照ください。連結式ですが、細胞同士が培養液を共有していますので、連結式という表現から、機能的な意味を含めて、接続式細胞培養容器と表現しています。
